さて、5月の月例労働経済報告によると 設備投資はゆるやかに増加、住宅建設はおおむね横ばい、また公共投資は総じて低調に推移しているとの報告がなされております。
公共工事請負金額の4月分は前年同月比11.3%減の数値となっております。
中小建設業にとって、まだまだ冬の時代が続きそうです。
〇それでは、先日の経営事項審査データによる与信チェックの経過報告をします
■一部上場企業で、2年前もあまり内容がよくない会社でしたが、更に悪化ぎみでした。
A中堅ゼネコン (売上500億前後)
自己資本比率 2年前 17%から今年15%・・・・有利子負債構成比率 36%から38%・・純利益率 0.06%から0.2%・・キャッシュフロー比率0.08%から1.3%に変化。
〇 依然として要注意企業からぬけだせない企業状態。
■地元企業 (売上15億前後)
B 工務店 自己資本比率 2年前 8%から今年6%・・・・有利子負債構成比率 28%から52%・・純利益率 -3%から-5%・・キャッシュフロー比率-3%から-5%に変化。
〇 即 取引中止・取引縮小企業依然と同じ状態です。
■2部上場企業 (売上150億前後)
C 建設 自己資本比率 2年前 9%から今年14%・・・・有利子負債構成比率 44%から36%・・純利益率 1.8%から2.4%・・キャッシュフロー比率-19%から4%に変化。
〇 2年前は要注意企業でしたが、今回は採算のあわない子会社を清算し、きりはなしたおかげで、良好状態におおきな変わり身をみせました。
■地元企業 (売上6億前後)
D 工務店 自己資本比率 2年前 66%から今年28%・・・・有利子負債構成比率 0%から0%・・純利益率 0.48%から0.18%・・キャッシュフロー比率0.16%から0.28%に変化。
〇 以前は優良企業でしたが、自己資本が半分、利益額も伸び悩み、少額かろうじての利益計上です。負債0なので、まだまだ余裕がありそうですが、やや注意に接近してきました。
■以前からうわさの地元企業 (80億前後)
E 工務店 自己資本比率 2年前 3%から今年5%・・・・有利子負債構成比率 65%から75%・・純利益率 -2%から0.08%・・キャッシュフロー比率75%から-16%に変化。
〇 以前から要注意企業でしたが(銀行の債務免除有)、今回は危険中止、取引縮小企業になってしまいました。
数社掲載いたしましたが、このように短期間のうちに企業内容は変化いたしますので、継続的な与信チェックは欠かせません。
みなさんも取引先の与信管理チェツクには、もれがないように、再度確認してください。
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